先生にキス4.5chain-story

「………ん…」


優しく啄むようなキスに、私は時折、声を漏らしてしまう。


少しずつ暖房が効いてきて温かくなっていく車内だけど、それよりも私の体温はどんどん上昇していく。


このまま溶けちゃいそう…。



「そんなに可愛い声出すなよ。止められなくなるだろ…?」


「か……可愛くないですってば…!あのっ…ここだと人も通ったりしますから、家に帰りませんか…?」



夜遅いとはいえ、まだ最終の電車もあるし、ここは駅のロータリー。


人通りもチラホラあるんだもん…。



なんか見られてる気がしちゃうんだよね……。



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