先生にキス4.5chain-story
柊平は玄関まで来ると、ドアをガチャッと開ける。
「ただいま。」
柊平の声が家の中に響いたあと、すぐに奥から足音が聞こえてきた。
私は緊張のせいか、柊平の手をギュッと握りしめる。
「いつもの幸歩でいれば、それでいいからな…?」
柊平に耳元で優しい言葉を囁かれても、今だけは、落ち着くどころか心拍数はどんどん上がっていっちゃう…。
フゥーと深呼吸をしていると……
「お帰りなさい、柊平。幸歩さんも…遠いところをようこそ…。」