先生にキス4.5chain-story

「あのピアノ、親父が生きてた頃、ずっと弾いてたピアノなんだ…。俺も……よく昔は弾いてたな…。」


柊平の顔…
すごく懐かしそう…。


ピアノを見つめる柊平の表情は、少し寂しそうに見えた。


「なんか、今でも親父が座って自由に音色を奏でているような……そんな気がするんだよな…。」



なんだか…私もそんな風に感じる…。


不思議と……
そう感じるんだ…。



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