先生にキス4.5chain-story

「父さんは、ピアノに関しては厳しかったからな。黙ってるだけでも怖かったんだよ、昔は。」


でもきっと……
厳しかったお父さんに教えてもらっていたからこそ、今の柊平の綺麗なピアノの音色があるんだろうな…。

「…見てみたかったな…。その頃の柊平。」


「幸歩には今の俺がいるだろ?」


柊平は片手で私の頭をクシャッとさせると、ニコッと笑った。


今の柊平かぁ…


うん…
そうだね…!



< 189 / 220 >

この作品をシェア

pagetop