先生にキス4.5chain-story
目を閉じて、心の中でそう伝えた…。
フワッと風が頬を撫でて、ゆっくりと目を開ける。
「聞いてもらえたかな…?私の言葉……。」
「俺の父さんのことだから、ちゃんと聞いてると思うよ。きっと…喜んでる…。ニコニコ笑ってるんじゃないかな…。」
太陽の光を浴びた花が輝く…。
優しく揺れて…
まるで、微笑んでくれているみたい…。
柊平は、私の手をそっと握る。
私も微笑みながら、その手をギュッと握りしめた。