先生にキス4.5chain-story
「今日…幸歩さんにプロポーズさせて頂きました…。幸歩さんとなら、どんな時も二人で乗り越えていけると思っています…。結婚を許して頂けませんか…?」
隣で座っている私もドキッとなってしまう…。
先生、私のこと…“さん”付けだよぉ…!
ほとんどそんな呼び方しないから、こういう場面で言われると、何だか胸がくすぐったくなる…。
「綾月先生…、私は…幸歩には大好きな人と、ずっと幸せに過ごしてほしいんです…。幸歩には私と主人のことで、嫌な思いもたくさんさせてしまいましたから…。」
お母さんの目は少し悲しそうに揺れているようだった。