Boys Kissシリーズ・『演技のキス・2』
どうやって伝えたら良いのか考えているうちに、ラストシーンになる。
二人は国を捨て、親を捨て、全てを捨てて、添い遂げる為に逃げることを決めた。
俺は彼と向かい合う。
手を握り、俺は言った。
「―お慕い申し上げます」
「ええ、私も愛していますよ」
そうして二人は熱い口付けを…するように見せることを、俺が決めた。
でも…。
近付く顔が、止まりそうになる。
俺は目を閉じて、背伸びした。
「えっ…」
一瞬だけど、確かに重なった唇。
「愛しています、貴方だけを」
彼の眼を真っ直ぐに見て、伝えた。
「あっああ…! ボクも愛している!」
彼は泣きそうな顔になって、思いっきり俺を抱き締めてきた。
そして観客から沸きあがる。
ああ…後が怖い。
けれど彼の嬉しそうな顔が見られるなら、たまには…良いかな?
二人は国を捨て、親を捨て、全てを捨てて、添い遂げる為に逃げることを決めた。
俺は彼と向かい合う。
手を握り、俺は言った。
「―お慕い申し上げます」
「ええ、私も愛していますよ」
そうして二人は熱い口付けを…するように見せることを、俺が決めた。
でも…。
近付く顔が、止まりそうになる。
俺は目を閉じて、背伸びした。
「えっ…」
一瞬だけど、確かに重なった唇。
「愛しています、貴方だけを」
彼の眼を真っ直ぐに見て、伝えた。
「あっああ…! ボクも愛している!」
彼は泣きそうな顔になって、思いっきり俺を抱き締めてきた。
そして観客から沸きあがる。
ああ…後が怖い。
けれど彼の嬉しそうな顔が見られるなら、たまには…良いかな?