princess・boy
「遥おはよ♪」
そう挨拶して来たのは私の親友、沙樹だった。
沙樹は本当に女の子らしくて、可愛いんだ。
「沙樹おはよー」
「あぁーあ…
遥はいいなぁ…。
毎日翔先パイが会いに来てくれるなんて…!
最高じゃん!!」
あぁーあ…またきたよ。沙樹のマシンガントーク。
しかも内容は翔先パイのことばっかりだしさ。
「どこがいいの!?
私は嬉しくないし…」
つい本音を言ってしまう。
「もー!
わかってないな〜!!
遥は翔先パイの良さをわかってない!」
良さってなんだよ。
翔先パイに良い所なんて…ある…の…か?
.