夢日和
手 -TE-
いつも私を
優しく包んでくれた
いつも私の
大好きなご飯を
何も言わず作ってくれた
いつも私の
大好きな絵本を
私に読んでくれた
いつも私が
悪いことをしたとき
涙を流しながら
叱ってくれた
そんなお母さんの手は
もうシワシワで
いつの間にか
大きかったお母さんの手を
私は抜かしてしまっていた
優しくて
暖かい手を持つ
お母さん
またまだ
教えてもらうことが
たくさんあるから
どうか
どうかまだ眠らないでね
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