See you and Say love
▼始まり
彼に言われた通りだった。
「望月唯さん、遅刻。」
やってしまった……
(なんか失敗したな)
「ねぇー、よかったら友達になろうよ。あたし石澤亜美っていうんだ。」
声をかけてきたのは隣の子だった。
化粧バッチリ!
気圧十分な雰囲気の、
私とは釣り合わなさそうな女の子だった。
「あ、あたし望月唯!よろしくね。」