子供+大人=恋?の方程式
「うるせぇ!
とにかく、ここまで来たんだ。
遊ぶだけ遊んで帰るぞ!」
「はい~?」
「乗りたいものを早く言わないと、あれに乗せるぞ」
俺はすぐ傍に見える、絶叫マシーンを指差す。
つられて見た茅乃は顔面蒼白な顔になると一生懸命に首を横に振る。
「パスパスパス!
ええっと、ちょっと待って」
ゲートでもらったパンフレットを広げると、茅乃は一生懸命探しだす。
それにしても、こいつ、絶叫マシーンが怖いのは昔のままなんだな。
子供の頃なんてコーヒーカップらしき乗り物でさえも、大泣きしてたぐらいだからな。
もしかしてと思って言ったことに、まさかあんなに反応がいいとは思わなかった。