子供+大人=恋?の方程式
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「ハァ~…。
なんか、いろいろとあったけど、楽しかった~…」
俺と二人っきりで回るとわかった瞬間、この世の終わりのような顔をしていた茅乃だが、気持ちを切り替えたのか、途中からは楽しそうにしてた。
そして何より、こいつが一番喜んだのは大量のお土産品。
一応、俺のお詫びのお出かけだったからな。
全部買ってやったけど、買うだけでこんなに機嫌が直るなんて、単純すぎるだろ。
いや、こういうところがまだまだこいつは子供だってことか?
「圭くんも食べる?」
「はぁ!?」
茅乃はさっき買ってやった土産の中から一袋取り出し、お菓子を俺に渡してくる。
「お前………。
さっきパークを出たばっかだろ。
家に帰るまで食べるのは待てよ。
これから食事に行くんだぞ?」
「ほぇ? 食事?
このまま家に帰るんじゃないの?」
バカか、こいつは。
俺がこのままあっさりと帰してやるはずがないだろうが。