子供+大人=恋?の方程式











     *











「―――…んっ…、アッ…」





 肌に唇を這わすたびに、女の甘い声が聞こえる。


 俺は気持ちよさそうな彼女の顔を上から優越感たっぷりに見つめる。


「……ッ…、け、圭史っ!」





 切羽詰ったように俺の名前を呼ぶ女の声に、彼女の限界が近いことを知る。


「………気持ちいい?」





 耳元でそう囁くと、女の体がピクリと動いたのを俺は感じた。


「…んっ、…う、うん…。気持ち、いい!」





 彼女がそう言ったことを聞き、俺は彼女を深く抱いた。











 行為の後、ベッドの上でタバコを吸っていると彼女が俺の胸に軽く手を置いて見上げてきた。


「ねぇ…、今度はいつ会える?」





 タバコを指に挟み、天井を見上げながら俺は昨日の夜に母さんから言われたことを思い出す。


「ん~…、わかんねぇ」


「え~? わかんないって、どういうこと?」





 咎めるように聞いてくるこの女を見ていると、

「ああ、この女ともこれで終わりかな?」

なんて思えてくる。





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