子供+大人=恋?の方程式











「僕さ、初めて会った時から聞きたかったんだけど、茅乃ちゃんは圭史の外見に惹かれたりとかはしないの?」


「外見って…顔にってことですよね?」


「そう。

大学内でも、圭史のあの容姿はかなりの評判でね。

他校からもわざわざ見に来るぐらいなんだよ」


「そ、そうなんですか~?」





 確かにおばさんに似た、綺麗な容姿はモテる要素満載だけど、まさか、そこまでとは………。


「だから、あんなに圭史に求められているのに突っぱねている茅乃ちゃんが珍しくって」


「そうですかね~? 

あたしは、圭くんの本性知ってますから。

綺麗な容姿をしていながらも、中身は悪魔のような」


「悪魔………」





 コウさんは一言呟くと、爆笑し始めた。


「な、なんですか!? 

そんなに笑う必要なんて………」


「いや、ごめん。

たとえが的を得ていたというか………。

そっか、悪魔か…」


「そうですよ。

小さい頃なんて、思いっきりあたしいじめられてたんですよ? 

それを、今更顔はよくてもいい人だなんて思えません。

案の定、開いてみれば悪魔だったし」


「そっか…。

だから、圭史は………」


「え?」





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