子供+大人=恋?の方程式
圭くんの部屋は1DKのそれほど大きくない部屋。
そこには一つの部屋にベッドとかテレビとかいろいろと置かれていて。
意識しないとさっき決めたばかりだけど、こんな風にベッドが置かれている部屋に入ると、嫌でも緊張をしてしまう。
「何、突っ立ってんだ?」
「ひゃあ!」
突然の後ろからの声に、あたしは飛び上がった。
「な、なんだよ、急に…。
コーヒー溢しそうになっただろうが」
「す、すみません………」
だって、緊張がピークに達しようかという時に、いきなり後ろから声をかけられたんだもん。
驚きもするよ。
「ほら、座れよ。
勉強する前に、少し飲んだほうがいいだろ?」
そう言って、圭くんがテーブルに置いてくれたのはアイスコーヒー。
そこには、ちゃんとシロップとミルクが置かれていた。
「あの、圭くん。
これって―――…」
「悪いな。
お前、コーヒーって苦手だっただろ?
今、これしかなくて」
「そうじゃないの!
このシロップとミルク…」