子供+大人=恋?の方程式
恋は初めに宣言したもの勝ち?
長いテスト週間も無事終わり、今日は真澄とテストから解放されたので、学校帰りにちょっと寄り道。
テスト期間中は、こんな風に寄り道をして帰ることもできず、すぐに家に帰りテスト勉強という感じだったので、ストレスも溜まる溜まる。
だけど、それも終わった。
だから、その溜まりに溜まったストレスを発散させるためにも、あたしは思いっきり遊んで帰ることにした。
「ねぇ、茅乃。
今回のテストの出来は結局どうだったわけ?」
「ん?
ああ、出来たよ。
まあ、あれだけ勉強させられてたらね」
パフェにスプーンを突っ込み、一口口に入れる。
「もう!
そこはどうして、圭史さんのおかげって言えないのかな~?
きっと、素直にそう言えば圭史さんも喜ぶと思うよ」
「圭くんが?
・・・・・それは、どうかな?」
あの圭くんが素直に喜ぶなんてこと有り得ない。
それに、あたしだって圭くんに素直にお礼を言うなんてなんか、ちょっと嫌。