君の隣
――ドキッ―――
また…だ…よぉ〜
胸の高鳴りが抑えきれないまま学校に着いた。
梨花に相談してみよう。
うん…!それが一番いい。
ガラッ
教室に着いたらもう3時間目だった。
「こっこら!お前ら遅刻しといて何も挨拶なしか!?」
「別にいいだろ〜不良高なんだからよ〜誰もてめぇの授業なんて聞いちゃいね〜んだよ」
龍牙が言った。
あたしはちゃんと聞いてるんだけどなぁ〜。
まぁ今日はいいや。
梨花と早く話したいし……。
「梨花っ!」
「なにぃ〜?授業中は真面目な愛が話しかけるなんて珍しいじゃん」
「相談したい事あって…裏階段行かね?」
「いいわよ」
あたしと梨花は周りにバレないように教室を抜け出した。