ゼロクエスト ~第1部 旅立ち
「しかし集まったのはエド一人のみ。やはり二人では心許ないということで、せめてあと一人くらいは仲間が欲しいと思っていたところだったのだ」
「そんなところへ、私がノコノコと現れたってわけね」
「うむ。まさかあのような場所で、精霊術士に出会えるとは思わなかった。俺としては精霊術士か聖剣士、或いは聖騎士などが来てくれれば……と思ってはいたのだが。まさかこれほど簡単に願いが叶うとはな」
しかし常識があればそのような誘いなんかに、乗るわけはないと思うのだが。
「でもねアレックス。例えこの世に本当の魔王がいたとしても、3人だけで倒せるわけないじゃないの」
「無論ある程度の人数がいるに越したことはない」
「いや、人数の問題だけじゃないんだけど」
もし魔王が伝説通りであるのなら、そのような輩に立ち向かうなど、どんなに人数を揃えていたとしても歯が立たないだろう。
ゴソ…と、地面で何かの音が聞こえてきた。
「そんなところへ、私がノコノコと現れたってわけね」
「うむ。まさかあのような場所で、精霊術士に出会えるとは思わなかった。俺としては精霊術士か聖剣士、或いは聖騎士などが来てくれれば……と思ってはいたのだが。まさかこれほど簡単に願いが叶うとはな」
しかし常識があればそのような誘いなんかに、乗るわけはないと思うのだが。
「でもねアレックス。例えこの世に本当の魔王がいたとしても、3人だけで倒せるわけないじゃないの」
「無論ある程度の人数がいるに越したことはない」
「いや、人数の問題だけじゃないんだけど」
もし魔王が伝説通りであるのなら、そのような輩に立ち向かうなど、どんなに人数を揃えていたとしても歯が立たないだろう。
ゴソ…と、地面で何かの音が聞こえてきた。