ゼロクエスト ~第1部 旅立ち
行き止まりの前で
少し歩くと、エドの姿が見えてきた。
どうやらその場で立ち往生しているようだった。その先に道はなかったのである。
「これといった仕掛けは、なさそうね」
私は突き当たりの岩壁を、軽く数回叩きながら呟いた。
この洞窟は他に脇道もなく、今までずっと一本道だった。つまりここはごく普通の、なんの変哲もないただの洞窟だということである。
「というわけで、戻りましょうよ」
私はくるりと踵を返す。
どうやらその場で立ち往生しているようだった。その先に道はなかったのである。
「これといった仕掛けは、なさそうね」
私は突き当たりの岩壁を、軽く数回叩きながら呟いた。
この洞窟は他に脇道もなく、今までずっと一本道だった。つまりここはごく普通の、なんの変哲もないただの洞窟だということである。
「というわけで、戻りましょうよ」
私はくるりと踵を返す。