ゼロクエスト ~第1部 旅立ち
「君たち、俺は一体どうしてしまったというのだ?」
私が密かに落ち込みながら反省していると、アレックスがそのままの体勢で話し掛けてきた。
「はっ! ま、まさか」
元々色素の薄い顔色が、「薄い」を通り越して青白くなっていく。
先程混乱していたとはいえ、仲間であるはずの私たちを襲ってしまったということに、ようやく気付いたのだろう。
「俺の知らぬ間に首から下のこの身体が、あの魔物によって改造されてしまったとでもいうのか!?
事実、それが自分のものではない感覚をしている。
故に全く動かぬ!
ではこの身体が今現在、どういったものに変化しているのか。
蛇か? カエルか? ムカデか?
もしくはゲジゲジ、ザトウムシ、サナダムシあたりか?
そうだエリスすまないが、現在の俺のこの姿を教えてく……」
「んなワケあるかーーっ!!!」
力一杯ツッコんだ私の声が、この大広間へ響き渡った。
私が密かに落ち込みながら反省していると、アレックスがそのままの体勢で話し掛けてきた。
「はっ! ま、まさか」
元々色素の薄い顔色が、「薄い」を通り越して青白くなっていく。
先程混乱していたとはいえ、仲間であるはずの私たちを襲ってしまったということに、ようやく気付いたのだろう。
「俺の知らぬ間に首から下のこの身体が、あの魔物によって改造されてしまったとでもいうのか!?
事実、それが自分のものではない感覚をしている。
故に全く動かぬ!
ではこの身体が今現在、どういったものに変化しているのか。
蛇か? カエルか? ムカデか?
もしくはゲジゲジ、ザトウムシ、サナダムシあたりか?
そうだエリスすまないが、現在の俺のこの姿を教えてく……」
「んなワケあるかーーっ!!!」
力一杯ツッコんだ私の声が、この大広間へ響き渡った。