ゼロクエスト ~第1部 旅立ち
その他矛盾点を指摘し始めたら切りがないのでこれ以上は割愛するが、いろいろと無理のありすぎる言い伝えなのである。
この話は、あくまで伝説として語り継がれてきたにすぎない。
決定的な証拠も発見されておらず、世界的に高名な学者も研究、論議しているらしいが、全てにおいて未だ憶測の域を出ていなかった。
しかし私たちが各精霊(属性)や精霊石を使い、術を発動しているのも確かである。
このおとぎ話が、何処まで真実を語っているのかは分からない。が、私にとっては精霊や生命の樹があってもなくても、術さえ使えればこの世の歴史など全く関係はなかった。
「あんた、その依頼書に興味があるようだね」
受付のオジさんが頬杖をつき、にやにやと薄笑いを浮かべながら話し掛けてくる。
その表情から察するに、私がこの紙にしばらく見入っていたところをずっと見ていたらしい。
何となく恥ずかしくなった私は、ギルドから逃げるように飛び出した。
この話は、あくまで伝説として語り継がれてきたにすぎない。
決定的な証拠も発見されておらず、世界的に高名な学者も研究、論議しているらしいが、全てにおいて未だ憶測の域を出ていなかった。
しかし私たちが各精霊(属性)や精霊石を使い、術を発動しているのも確かである。
このおとぎ話が、何処まで真実を語っているのかは分からない。が、私にとっては精霊や生命の樹があってもなくても、術さえ使えればこの世の歴史など全く関係はなかった。
「あんた、その依頼書に興味があるようだね」
受付のオジさんが頬杖をつき、にやにやと薄笑いを浮かべながら話し掛けてくる。
その表情から察するに、私がこの紙にしばらく見入っていたところをずっと見ていたらしい。
何となく恥ずかしくなった私は、ギルドから逃げるように飛び出した。