ゼロクエスト ~第1部 旅立ち
突然思いついた私は立ち上がり、両掌で球を持つように少し放して合わせると、
「皓浮煌明(シャイン・シュヴィ・イリュ)」
その中心に光属性の球体を出現させる。それにより、辺りもぼんやりと明るくなった。
私は浮いている球を持ち上げるかのように、そのまま掌を押し上げた。頭上で放した光は、ゆっくりと空中へ浮き上がっていく。
「これなら何とかなるかもしれない」
私は光を見上げて照らされたソレを確認すると、すぐに両手を1回だけ叩いた。灯りはその音とともに、弾かれるように消える。
刹那。
「いたぞ!!」
その声で振り向くと、いつの間にか数体の光が背後まで迫っていた。
どうやら見つかってしまったらしい。
「皓浮煌明(シャイン・シュヴィ・イリュ)」
その中心に光属性の球体を出現させる。それにより、辺りもぼんやりと明るくなった。
私は浮いている球を持ち上げるかのように、そのまま掌を押し上げた。頭上で放した光は、ゆっくりと空中へ浮き上がっていく。
「これなら何とかなるかもしれない」
私は光を見上げて照らされたソレを確認すると、すぐに両手を1回だけ叩いた。灯りはその音とともに、弾かれるように消える。
刹那。
「いたぞ!!」
その声で振り向くと、いつの間にか数体の光が背後まで迫っていた。
どうやら見つかってしまったらしい。