社長の息子と恋



「何よ…?」


赤い顔をしているくせに、キッと睨んで来る心亜がおかしくて、吹き出していると、ひどい!と暴れ出した。


顎と手を掴むと、ピタリと動きが止まった。


「顔…近いんですけど。」


『見とれる?』


「バカじゃないの?」


ふ…と意地悪く笑うと、心亜がゆっくり目を閉じた。


俺は自然に唇にキスを落とし、逃げれないように頭を抑えて深いキスをした。


ピクッと俺の服を掴む手が反応して、戸惑っているのがよく分かった。


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