社長の息子と恋
照れながら心吾が顔を反らした。
‥‥可愛い!!!
なんか今日心吾優しいし素直!
『へへ‥。
心吾大好き。
勉強頑張って。』
そう言ったあたしに優しく笑ってくれた。
「ふ…知ってる。
こっぱずかしい奴。」
それからというもの、本当に心吾となかなか会う機会がなくなった。
学校では朝から夜まで勉強して、ご飯も早く食べて教室に帰ってしまうし、休日心吾の家に行っても図書館に行ってしまって会えない。
寂しくて仕方なかったけど、一生懸命心吾のためだと自分に言い聞かせた。