社長の息子と恋
「あははっ!
楽しい!
心吾素っ気ないしキツイけど、あたしは一緒にいて楽しいからこうやって帰りたがるんだよ!
だから明日も帰り待っててね!」
ストレートな言葉に何故か息が詰まる。
『気が向いたらな。』
小さく笑って言うと、笑っていた顔が見えないせいで心亜は少し拗ねた。
「気が向いたらってやだ~。」
『はいはい。
ほら家着いた。』
自転車を止めると、心亜が自転車から降りてから俺に笑ってありがとう!と言った。
『…お前さぁ……。』