社長の息子と恋



今日も心亜と帰る時、直哉が付いて来た。


「心亜ちゃん、やっほ!」

慣れ慣れしく心亜に手を振りニコニコと話しているのを見ながら俺は靴を履いた。


「心亜ちゃんの名字って何なの?」


『結城です。』


「かっこいい名前だね~!
ねぇ、もしかして心亜ちゃん家って歯医者?」


『えっ、なんで分かるんですか?』


「心吾ん家行く途中通るもん。
そっか~あれは近いわぁ~。」


『心吾ん家よく行くんですね。』


「うん。
今度心亜ちゃん家にも行くね。」


『え?』


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