社長の息子と恋



家に帰ると、美華にメールを送った。
心吾のアドレスを載せて。
するとすぐに返事が来て、喜んでるのが文章から伝わって来る。


何やってるんだろう、あたし。
どうしてあの時素直に好きだと言わなかったんだろう。


携帯をベッドの上に投げてあたしは無理矢理眠りについた。


次の日、体育の時間に直哉先輩に会った。


『こんにちは…。
心吾は…?』


「あぁ~だりぃって言って保健室だよ。」


『そうですか…。』


「………心亜ちゃん。」


< 53 / 131 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop