社長の息子と恋
家に帰ると、美華にメールを送った。
心吾のアドレスを載せて。
するとすぐに返事が来て、喜んでるのが文章から伝わって来る。
何やってるんだろう、あたし。
どうしてあの時素直に好きだと言わなかったんだろう。
携帯をベッドの上に投げてあたしは無理矢理眠りについた。
次の日、体育の時間に直哉先輩に会った。
『こんにちは…。
心吾は…?』
「あぁ~だりぃって言って保健室だよ。」
『そうですか…。』
「………心亜ちゃん。」