社長の息子と恋
…きっと心亜の友達なら会うだろうし。
そんな俺に思わぬ事態が待っていた。
次の日いつものように学校へ行くと、いつものように直哉が来た。
「心吾~。」
『なんだ。』
にっこり笑っている直哉を俺は腕を組んで見た。
「俺心亜ちゃんに告った。」
……………………。
『……告っ…?』
「好きになったんだ。」
思わず立ち上がった俺を楽しそうに見上げる直哉。
嫌に高鳴る心臓を感じながら俺は冷静を装い直哉に聞いた。