社長の息子と恋
「……あのね、あたし別に直哉先輩と何かあるわけじゃないの。
だから………。」
『なぁ。
そんな事俺にわざわざ言う必要ねぇよな?
別に俺には関係ねぇし、お前直哉に告られんだろ?
だったらお前の勝手じゃん。』
「どうしてそんな言い方するの?
あたしは直哉先輩の事好きとかじゃなくって…。
ただ、心吾とグダグダになりたくなかったから――」
『…俺とお前はもう昔みたいな幼なじみにはなれねぇんだよ。
あいつのとこに早く行けば?』
俺の言葉を聞いた瞬間心亜は心底泣きそうな顔をしてそして少し怒った顔をした…