社長の息子と恋
朝の直哉先輩へ言ったあたしの言葉を思い出す。
『………付き合ってるよ。』
本当あたし何してるんだろう。
嬉しそうにはしゃぐ美華の前でテンションが低いあたし。
そんなあたしに気付かず、美華はとんでもない事を言った。
「え~いいなぁ!
ならあたしも頑張っちゃお!
心亜が直哉先輩と付き合うなら秋元先輩の自転車の後ろはフリーよね?
メールがダメなら直接アタックよね!!」
えっ………………
心吾の後ろに乗るつもりなの?
あたしだけの特等席…