24/7~キミを想う~【完結】
第一章
不思議くん
「先輩のことが好きです」
そんな唐突な告白から1ヶ月、あたしは一人の後輩に振り回されていた。
「先輩、今日こそ一緒に帰りましょう」
「あんたいい加減しつこいから。嫌だって言ってるでしょ?」
「冷たいな。でもそんなところも大好きですよ」
「あんたバカでしょ?」
あたしはハァと大きな溜め息を吐きながら露骨に顔を歪めた。
メニュー
不思議くん