24/7~キミを想う~【完結】
「お疲れ。初仕事どうだった?」
「はい……。すごく大変でした」
「だよね。初日から任せちゃってごめんね。あたしも手一杯でさ」
バイトが終わり、水嶋さんとあたしは休憩所で着替えをしながら今日一日を振り返った。
「ねぇ、藤井さんは高校生?」
「あ、はい!高3です。水嶋さんは?」
「あたしも一緒。でも学校には行ってないけどね」
「え?同い年ですか?」
パッと見、水嶋さんはあたしよりずっと年上だと思っていた。
そう驚いて聞き返すと、水嶋さんは口をへの字にした。