24/7~キミを想う~【完結】
「おはようございます」
休憩所に入ると、すでに来ていたパートさんや他のアルバイトの女の子が一斉にあたしを見た。
「あの……」
「何だ、藤井さんか。水嶋さんかと思った」
すると、スーパーの中で一番古株の石塚さんがくっと口角を持ち上げ意地悪気にそう言った。
「アヤがどうしたんですか?」
「やだ、藤井さん水嶋さんのこと下の名前で呼んでるの?気を付けたほうがいいわよぉ。ちょっと来なさい?」
石塚さんは溜め息混じりにそう言うと、あたしに輪の中に入るよう促した。