24/7~キミを想う~【完結】
「アヤ、お願い。ちゃんと話聞いて?あたしはアヤを……」
アヤを信じてるよ。
「ごめん、もう時間だから。休憩時間もあたしに話しかけないで?」
突き放したようにそう言うと、アヤは休憩所から出て行った。
「なんで話聞いてくれないの……?」
あたしは休憩所に一人残され、顔を両手で覆った。
学校でアヤと同じ立場にいるあたしは、アヤの気持ちが痛いほど分かる。
だからこそ、ちゃんとアヤの味方でいてあげたかった。
アヤの話を聞いてあげたかった。
あたしは痛いくらいに唇を噛み締め、溢れだしそうになる涙をぐっと堪えた。