24/7~キミを想う~【完結】
「先輩が誘ってくれるなんて夢のようです」
「約束したでしょ?約束は守るためにあるんだし」
「そうですね。早く学校終わんないかなぁ」
ユーヤの喜びっぷりが妙に嬉しくてあたしは思わず表情を緩ませた。
「あ、先輩ようやく笑ってくれた」
「え?」
「無理して笑ってるなってずっと思ってたんです。でもようやく笑顔が見れた。先輩の笑顔ってすごい癒されるし、僕まで嬉しくなります」
あんたの笑顔のほうがよっぽど癒されるから。
口に出すことができず、あたしは心の中でポツリと呟いた。