24/7~キミを想う~【完結】
「てかさ、ユーヤは何で昼休み中屋上にいるの?」
教室や学食で一人でお弁当食べる勇気がないあたしは、誰もいない屋上でひっそりと食べることにした。
青い空を見ながらお弁当を食べると、一人でもあまり寂しさを感じることはなかった。
でもいつからか、気付いたらユーヤと一緒に屋上にいることが多くなった。
「先輩がいるから。ただそれだけです」
「でもあたしといるより友達といたほうが楽しいでしょ?」
「そんなことないですよ」
ユーヤは涼しげにそう言い切ると、一度間を置き真剣な表情を浮かべた。