24/7~キミを想う~【完結】
アヤが今もユーヤを想っているとしても、あたしは自分の気持ちをアヤに打ち明けようと思っていた。
ここで嘘をつけばきっと嘘を嘘で塗り固めなければいけなくなる。
「あたしは……ユーヤが好きだよ」
いつだって優しい笑顔を向けてくれる太陽のような存在のユーヤが。
あたしはいつからか、後輩であるユーヤに心奪われていた。
「正直に答えてくれてありがとう。ユーヤならきっとアリサを支えてくれるよ」
「でも……アヤは……」
アヤの気持ちはどうなるの?
あたしが困惑しているとアヤは目を細め微笑んだ。