24/7~キミを想う~【完結】
「ユーヤって誰に対しても優しいでしょ?きっとその反面、人から優しくされたり愛されたいって思ってるような気がする」
アヤはあたしの知らないユーヤを知っている。
過去のユーヤのことをあたしは何も知らないんだ。
「だからさ、ユーヤを愛してあげてほしいんだ。それにユーヤもそう望んでると思うよ?」
「ユーヤも?」
「うん。だってアリサが走り去った後、ユーヤ物凄い落ち込んでたんだから。先輩に嫌われちゃったかな?とか言ってさ。アリサのこと好きって誰が見ても分かるよ」
アヤはそう言うと、あたしに優しく微笑んだ。
「あたしも店長と頑張るから、アリサもユーヤと頑張ってね」
「うん。ありがとう」
あたしはアヤの言葉に大きく頷いた。