24/7~キミを想う~【完結】
「どうして……?あたしにだって予定があるのに」
「あんたの予定なんて知らないわよ。お金借りて返さないような人間が何言ってんの?」
「あたしは陽にお金なんて借りてない!それに……」
「あんたの言い訳なんて聞きたくないのよ」
夏海は眉間に皺を寄せあたしを睨み付けると、くるりと背を向けた。
「どこ行くの?」
「帰るのよ。陽に手出したらただじゃおかないから。元カノっていう身分わきまえなさいよ」
夏海の言葉にざわざわと心臓が不快な音で鳴り始める。