24/7~キミを想う~【完結】

すると、突然陽がピタリと手の動きを止めた。


「……今何て言った?」


「……え……」


「さっき誰の名前を呼んだか言え!!」


陽はあたしの肩を前後に揺さぶり血走った目でそう叫んだ。



「言えない……」


陽にユーヤの話はしたくない。



「早く言え!!」


唇を噛み締め、陽から目を反らすと陽は拳を振り上げた。




< 178 / 439 >

この作品をシェア

pagetop