24/7~キミを想う~【完結】
「あたし鎮痛剤持ってる……」
毎月生理痛がきつい為、いつなっても大丈夫なように普段から鎮痛剤を持ち歩いていた。
「はい。これ飲んで?」
「……ありがとうございます」
コップに入れた水と薬をユーヤに手渡し、あたしはホッと胸を撫で下ろした。
薬を飲んでゆっくり休めばきっと今より熱は下がるだろう。
ユーヤが眠ったら薬を買いに行こう。
「着替えってどこにある?」
「あ、自分で出します」
ユーヤはゆっくりとベッドから立ち上がり、クローゼットの中から2組のスウェットを取り出し1組をあたしに差し出した。