24/7~キミを想う~【完結】

あたしに付きまとってくるこの男は二年の木下優也。 

「ユーヤって呼んでくださいね?」


栗色のミディアムヘアを指先でいじりながらユーヤはにこやかにそう言った。 

「あたしはあんたのことなんて知らないから」


「大丈夫。僕は先輩のことよく知ってますから」


「あんたねぇ……」


ユーヤは本当に掴み所のない不思議なやつだ。 
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