24/7~キミを想う~【完結】
「……アヤ……それに……店長」
「アリサ大丈夫?石塚さん、高校生に手を上げようとするなんて最低ですよ」
アヤはすっとあたしを背中に隠し、石塚さんに対する怒りを露わにした。
「手なんて出してないわよ。あ……店長、私前から言いたいことがあって……」
この際、今までの不平不満を全部店長に漏らそうと思っているのかもしれない。
でもいつもはニコニコとしていて温厚そうな店長が能面のような冷たい表情でその言葉を遮った。
「石塚さん、申し訳ないけどあなたには今日付けで辞めてもらいます」
「……え?どういうこと?」
石塚さん同様、あたしもアヤも驚いて店長に視線を移した。