24/7~キミを想う~【完結】

「198円……99円……。ちょっとそんな見ないでよ!」


他のお客さんに気付かれないようにあたしはユーヤをちらっと睨んだ。


あたしの手元と顔を交互に見つめ何故か楽しそうなユーヤ。


知っている人、ましてや彼氏にバイト中の姿を見られるのは恥ずかしい。


「2522円です」


「じゃあ、これで」


千円札3枚をあたしに差し出すと、ユーヤはボソッと呟いた。


「今日何時までですか?」


「478円のお返しです。ありがとうございました」


お釣りを手渡しながら「21時まで」そう言うと、ユーヤは大きく頷いた。


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