24/7~キミを想う~【完結】
「そうだ。明日って暇ですか?」
「明日?暇だけど」
確か明日は珍しくバイトが休みの日だ。
「じゃあ、デートしませんか?」
「デート?どこ行くの?」
「先輩はどこ行きたいですか?」
「どこでもいいよ」
ユーヤと一緒にいられるならどんな場所でもいい。
そんな意味を込めてそう言った。
「あんまり乗り気じゃないですかね?」
でも何故か勘違いしたユーヤ少し唇を尖らせた。
そんなところが可愛くて。
「別に」
「うわ……なんかすごいショックです」
あたしはわざとユーヤの反応を楽しんでいた。