24/7~キミを想う~【完結】

映画を見終わり一通りショッピングモールを回り終えた頃、もう17時を過ぎていた。


「今からどうする?」


あまり顔色のよくないユーヤにそう問いかけるとユーヤは無理矢理ニコッと笑った。


「まだ時間大丈夫ならうち来ませんか?」


「……いいの?」


高いヒールを履いてきてしまったためこれ以上歩きまわるのはキツイ。


だからといってあまり元気のないユーヤの家に遊びに行くのも躊躇われる。


「もちろん大歓迎です」


悩むあたしに優しく微笑むとユーヤは繋いでいた手にぎゅっと力を込めた。


< 248 / 439 >

この作品をシェア

pagetop