24/7~キミを想う~【完結】
「あはは……これ中学の時の写真なんです」
「中学生で髪染めてたの?!」
あたしの中学は髪を染めている人やピアスをしている人はごく少人数の不良だけだった。
「ユーヤって不良だったの?」
「え?違いますよ!あれですよ、ちょっと調子こいて髪染めたり悪ぶってただけです」
「ふぅん。他の写真ないの?見たいな」
写真の中にはあたしの知らない昔のユーヤがいて。
「あるんですけど……恥ずかしいですね……」
「少しだけならいいでしょ?ねっ?」
「分かりました……」
強引なあたしに苦笑いを浮かべながらもユーヤは昔のアルバムをあたしに手渡した。