24/7~キミを想う~【完結】
「男の外見的特徴は?年はどのくらい?乗っていた自転車の色は?」
「帽子を被っていたので分かりません。慌ててたので自転車の色も見ていません……」
「少しでもいいから思い出してくれないか?」
警官は無線で逐一あたしの証言を他の警官に連絡する。
「悪いけど調書を取りたいからすぐ傍の交番まで来てくれるかな?」
「でも……あたし今から……」
「出来るだけ早く終わるようにするから」
「……分かりました」
あたしは渋々頷き警官の後を付いて行った。