24/7~キミを想う~【完結】
「何が良くないんだい?財布の中身も携帯も全て戻ってきただろう?」


苛立つあたしを不思議そうな顔で見つめ警官は首を傾げる。


「……いえ、ありがとうございました」


怒りをぶつける相手を間違っている。


そう気付き小さく頭を下げると、あたしは警察署を後にした。
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