24/7~キミを想う~【完結】
第五章
埋めれぬ隙間
ユーヤは翌日、学校に姿を現さなかった。
その次の日もそのまた次の日も。
それはあたかもあたしを避けているように。
「……先輩」
昼休み、屋上で一人お弁当をつついていたあたしの背後から4日振りに愛おしい人の声がした。
「ユーヤ……どうしてずっと学校休んでたの?」
「バイトが忙しかったんですよ」
あたしの隣に腰を下ろしたユーヤは大きく背伸びをしながら答えた。